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世界17の宿題

2019-11-15 塾長コラム

毎日出される宿題、君たちにとってはしっかりやり続けることは大変なことですね。
実は、世界中の人たちもしっかりとやらなければならない宿題があることを皆さんは知っていますか?

「この素晴らしい旅の始まりに僕たちは誓うよ。だれ一人取り残しはしないと!」
2015年、この宣言とともに人類の「旅」は始まりました。
2030年までに達成すべき世界の17の「宿題」を設定した『SDGs』(持続可能な開発目標)が
国連で決められているのです。
その17の内容は、

① 貧困をなくそう  ② 飢餓をゼロに  ③ すべての人に健康と福祉を
④ 質の高い教育をみんなに  ⑤ ジェンダー平等を実現しよう
⑥ 安全な水とトイレを世界中に  ⑦ エネルギーをみんなに そしてクリーンに
⑧ 働きがいも成長も  ⑨ 産業と技術革新の基盤を作ろう
⑩ 人や国の不平等をなくそう  ⑪ 住み続けられる街づくりを
⑫ 作る責任 使う責任  ⑬ 気候変動に具体的な対策を  ⑭ 海の豊かさを守ろう
⑮ 陸の豊かさも守ろう  ⑯ 平和と攻勢をすべての人に
⑰ パートナーシップで目標を達成しよう
となっています。これは、国際社会共通の目標なのです。
例えば、13番目の目標の中に「地球温暖化防止」があります。私たちの国、日本では
工場に天然ガスボイラーを導入したり、車の代わりに鉄道や船を使って商品を輸送したり、
二酸化炭素の排出量を下げる努力がされています。他にも太陽光など「再生可能なエネルギー」
による発電も環境を守ることにつながります。日本の数多くの企業、地方の町がSDGsを取り入れて、
温暖化などの問題に取り組んでいるのです。

世界中で貧富の差が広がっている現在、世界で7億人以上が一日200円しか使えない生活を
送っているそうです。みんなが暮らしやすい世の中を実現していく。「マイバックで買い物をする。
冷房温度を高めに設定する。必要のない照明は消す。洗った服を自然で乾燥する。」など、
きっと君たちだってこの大きな宿題の中で取り組めることはあるはずです。

「一人ひとりの考えと少しの努力」が世界を変えるのだと思います。
塾生のみんなにも世の中で本当に起こっていることを知り、そこから身近なことで
「自分なら何ができるかな。これだったらできる。」と考えてほしいと思います。


ゼミナール21・ソクラ 加納校
塾長 渡辺 康博