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5つの「基礎力」
2月に入り、寒い日が再度到来してきました。インフルエンザもまだ収束していません。塾生の皆さん、くれぐれも体調管理に気をつけて過ごしましょう。特に受験生は「残り期間で頑張ったことが本番の試験に活きた」とよく言います。本当に用心しよう。受験終了まであとわずかの頑張りです。気持ちを込めて日々過ごしてください。また、2月後半から3月中は加納校の両校で三者面談(場合によっては二者面談)を行っていきます。今年度の反省点を見つめ、次年度に改良して指導を実施していきたいと考えています。そして、お子様一人ひとりにしっかりとアプローチしていきます。
受験時に必要な力である「勉強の力」は、「基礎力」をしっかりと身につけているかどうかに大きく影響されます。その「基礎力」は幼児(3歳)の段階から始まり、それ以降育んで身につけていくものです。5つの「基礎力」と言われています。
1.「言葉の力」…………相手の言うことや文章の要旨を的確に理解してポイントを掴む力と自分の考えをわかり易く自分の言葉で表現し、相手に伝える力。
2.「自分で考える力」…あらゆる場面で、自分で考え、判断する力。身につけた知識や御料を活用する力。物事を筋道立てて考える力。
3.「思い浮かべる力」…具体的な出来事だけでなく、他者の心など抽象的なこともイメージする力。細かい点だけでなく、全体的に見渡すことができる感性。
4.「試そうとする力」…興味や関心があること、面白そうなことに積極的にチャレンジし、課題を解決するためにいろいろな方法を試そうとする意欲。
5.「やり抜く力」………どんなに困難なことも、一度始めたらあきらめずに最後までやり抜こうとする。やり始めたことに集中して取り組み、コツコツ根気よく続ける力。
これらの5つの力は、小学校以降に学校での教科と絡み合いながら学習する過程で成長していきます。もちろん、環境などによって大きな個人差が生まれます。親の対応力も関わっています。例えば、いざ受験をするといっても、前記の1、2が直結する「国語の力(読解力・表現力・語彙力・漢字力)」が成長できていなければ大きなハンディキャップを抱えている状況なのです。
我が子に「やればできる。やっていないだけ。」と思うことはよくあることですが、1~5の基礎力をどの段階まで持ち合わせているかで、同じ努力において成長に差がついてしまうことが想像できると思います。高校入試や大学入試になるとこれらの「5つの基礎力」の延長上にある、「詰める力(論理性・精神力・要約力)」や「見える力(空間認識力・図形センス・試行錯誤力・発見力)」などを加えて受験が行われているのです。
5つの「基礎力」は全部が正確に測定できません。また、現時点から伸ばしていくこともできる力です。まずは当塾でも、基礎力の1つ、国語力の元となる「言葉の力」に取り組みを始めていきたいと思います。
ゼミナール21・ソクラ 加納校
塾長 渡辺 康博