新着情報
国語力をつける
こんにちは。
皆さん方も、この20年間で大きく子供達の国語(日本語)の力が低下していると言われていることをご存知かと思います。今日は、「国語力をつける」ことについての話をしていきます。2部構成でお話をさせてください。今回はその第1部とします。
現在、毎日ゲームをしたりテレビを見たり、さらにインターネット動画を見ることやネットサーフィンをしたりすること、また、本は読まずにマンガばかり見る習慣などがある子供の割合が年々増え続けています。
そのことが現在の子ども達の国語力低下の原因の一つとなっているのは間違いないと思います。これら子供の熱中している事においての共通点は、「情報量が豊富」なことです。
本は文字だけですが、マンガには絵が加わり、テレビやゲームにはさらに動画と音が加わり、やっている本人の理解を補助していきます。ですから、それらは受動的で分かりやすすぎるのです。本人にとって楽だからいつの間にか癖になってしまうのでしょう。
本が他と決定的に違うのは、本は自分から積極的に入り込もうという努力をしない限り、本当の面白さを理解できないところです。テレビは受動で楽しめるが、本は能動でなければ楽しめない点です。だから、情報量の多いテレビや画像ばかりを常用していると、次第に本が読めなくなってしまう(理解力が乏しくなってくる)のだと思います。
「読解力」は、文字からだけの情報を読み取って、理解し、判断し、想像する力です。文字からだけの情報は情報量が少ない分、考える力を要求してきます。「読解力」とは文字を読んで得た情報を元に情報の足りない分は自分で補う力の事だと思います。読書も並行で習慣づける事が子供達には必要ではないでしょうか。だから、テレビやゲームは時間制限の中で見せる・やらせることが大切なポイントだと思います。そうしないと「読解力」を伸ばす原動力である本を読む習慣が身に付きませんし、最も大切な「考える力」が育ちません。
私は普段から小学生に国語力の基本である、❶「読書」をすること、読書力(文章を読む力)を伸ばすこと。❷言葉に興味を持たせて「正しい言葉」を使うことが大切だということ。を中心において指導しているところです。(*当塾の小学生の授業には「読書の時間」があります。言葉遣いについても間違っている時はその都度教えていきます。)
しかし、読書力を伸ばしていく方法は明確にはありません。計算練習や暗記のように訓練して向上させるのが難しいのも事実です。さて、どうすれば‥‥
(第1部終了 続きは、次回の投稿コラムにて)
令和7年4月30日(水)
ゼミナール21瓜生野校 渡辺