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新しい教科書から考える
令和3年度の1学期がスタートし
約10日が過ぎました。
昨年は同時期に緊急事態宣言中でし
たので、今年は様々な事が例年通りに
進み、普通にできることは本当にあり
がたいものだと感じます。
4月は、新しいクラスや先生に慣れ
たりするのに意外と神経をすり減らし
てしまう生徒もいますので、授業の様子
をしっかり観察して指導をしています。
また、勉強の方法など改めないといけ
ないことも出る場合もありますので、
学校の状況も把握して進めていきたい
と思います。新規入会のお子さんには
特に目くばせをしてやっているところで
す。
今年指導のポイントに置かないといけな
いことは、やはり、中学生において教科
書が改訂されたことです。
*2022年度に高1、2023年度に高2、2024年度
に高3と順次教科書改訂が続きます。
そこで、私も今週から販売される宮崎
の採用教科書を購入し、目を通してみ
ました。
やはりなのですが、変化したなと感じ
たのは、
5教科ともに子供たちの学習する内容
に対しての問題意識を持つような工夫
が盛りだくさんになったことです。
(もちろんページ増も目立ちました。)
また、QRコードが数多く貼り付けら
れ、リンク先が示され、インターネッ
トを活用して主体的に学習できる教科
書になっていることです。
学習指導要領で謳っている「思考力・
判断力・表現力の育成や主体的な学び」
に沿ったものになっているのが強く感
じられます。是非とも、保護者の皆様
もご覧になって欲しいと思います。
特に英語は、小学校からの初めての接
続された教科書で、文法的にもボリュ
ームアップしていて、率直に「こりゃ
教えるほうも大変だー」と思いました。
*中学校の英語の時間数は従来と変わりません。
このように教科書が大きく変わる事で、
一番気になるのは高校入試の変化です。
当然、入試問題は変化は起きるでしょ
う。すでに過去3年間で宮崎の県立入
試問題も新しい教科書を先取りする形
で、「思考力・判断力・表現力」の
達成度を試された問題が増えています。
この傾向は今年の受験生でも更に増え
ると予想できるものです。
今年の中学3年生は、この新教科書で
の学習が僅か1年だけで、本格的な新
学習指導要領に基づいた入試問題に取
り組まないといけないので、私の塾で
は、1年間の指導を昨年までと変えて
いくべきところを考え対応していきま
す。
*令和3年度の「中学3年生入試合格プログ
ラム」を前年と変化させ開始しました。
今年も全力指導で、令和2年度で加納校、
瓜生野校の中3生全員が達成した第一志望
県立高校合格という喜びを、現中3生にも
経験させたいと思います。
終わりに
中学3年生の皆さんは、受験勉強に
しっかり取り組む期間を少しでも長く
とりましょう。
これまで習っている重要暗記事項が
直接問われる問題ではありません。
一歩踏み込んで考えさせる問題に変
化してくるのです。
早く取り組み、少しづつ慣れていく
ことが大切だと思います。
「やる気スイッチ」は体のどこかに
元からあるのではありません。
やる気スイッチは、スイッチを作
る段階を経て、その後体に後付けで
つくものだと思います。スイッチを
作ることが、まず先決ですね。
令和3年4月17日 塾長 渡辺