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新しい教科書から考える

2021-04-18 塾長コラム

 令和3年度の1学期がスタートし

約10日が過ぎました。

昨年は同時期に緊急事態宣言中でし

たので、今年は様々な事が例年通りに

進み、普通にできることは本当にあり

がたものだと感じます。

 

 4月は、新しいクラスや先生に慣れ

たりするのに意外と神経をすり減らし

てしまう生徒もいますので、授業の様子

をしっかり観察して指導をしています。

また、勉強の方法など改めないといけ

ないことも出る場合もありますので、

学校の状況も把握して進めていきたい

と思います。新規入会のお子さんには

特に目くばせをしてやっているところで

す。

 

今年指導のポイントに置かないといけな

いことは、やはり、中学生において教科

書が改訂されたことです。

*2022年度に高1、2023年度に高2、2024年度

 に高3と順次教科書改訂が続きます。

 

そこで、私も今週から販売される宮崎

採用教科書を購入し、目を通してみ

ました。

 

やはりなのですが、変化したなと感じ

のは、

5教科ともに子供たちの学習する内容

に対しての問題意識を持つような工夫

盛りだくさんになったことです。

(もちろんページ増も目立ちました。)

 

また、QRコードが数多く貼り付けら

れ、リンク先が示され、インターネッ

トを活用して主体的に学習できる教科

になっていることです。

 

学習指導要領で謳っている「思考力・

判断力・表現力の育成や主体的な学び」

に沿ったものになっているのが強く感

じられます。是非とも、保護者の皆様

もご覧になって欲しいと思います。

 

特に英語は、小学校からの初めての接

続された教科書で、文法的にもボリュ

ームアップしていて、率直に「こりゃ

教えるほうも大変だー」と思いました。

*中学校の英語の時間数は従来と変わりません。

 

このように教科書が大きく変わる事で、

一番気になるのは高校入試の変化です

当然、入試問題は変化は起きるでしょ

う。すでに過去3年間で宮崎の県立入

試問題も新しい教科書を先取りする形

で、「思考力・判断力・表現力」の

達成度を試された問題が増えています

この傾向は今年の受験生でも更に増え

ると予想できるものです。

 

 

今年の中学3年生は、この新教科書で

の学習が僅か1年だけで、本格的な新

学習指導要領に基づいた入試問題に取

り組まないといけないので、私の塾で

は、1年間の指導を昨年までと変えて

いくべきところを考え対応していきま

す。

*令和3年度の「中学3年生入試合格プログ

 ラム」を前年と変化させ開始しました。

 今年も全力指導で、令和2年度で加納校、

 瓜生野校の中3生全員が達成した第一志望

 県立高校合格という喜びを、現中3生にも

 経験させたいと思います。

 

終わりに

 中学3年生の皆さんは、受験勉強に

しっかり取り組む期間を少しでも長く

とりましょう。

これまで習っている重要暗記事項が

直接問われる問題ではありません。

一歩踏み込んで考えさせる問題に

化してくるのです。

早く取り組み、少しづつ慣れていく

ことが大切だと思います。

 

「やる気スイッチ」は体のどこかに

元からあるのではありません。

 やる気スイッチは、スイッチを作

段階を経て、その後体に後付けで

つくものだと思います。スイッチを

作ることが、まず先決ですね。

 

  令和3年4月17日 塾長 渡辺